ルクー Lekeu,Guillaume (1870-1894)
ベルギー出身の作曲家。フランクやその弟子のダンディに師事した、フランク派の作曲家。15歳のときに突然音楽に目覚め、バッハの曲やベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲を勉強して作曲法を身につけたと言われている。1891年、パリ音楽院のローマ賞コンクールに提出したカンタータ「アンドロメダ」で2位を受賞し、それが同じくベルギー出身の大ヴァイオリニスト、ウジェーヌ・イザイの目に留まり、ヴァイオリン・ソナタの作曲を依頼される。師であるダンディをして「天才」と言わしめるほど、才能にあふれた作曲家であり、将来を期待されていたが24歳の若さで突然世を去った。
情熱的な気質であったらしく、バイロイト音楽祭で「トリスタンとイゾルデ」を観た時、前奏曲を聴いただけで、感動と恍惚のあまりに失神してしまったと伝えられている。作風はそのような気質を反映し、情熱的であり、叙情的でもある。主に室内楽の分野で興味深い作品を残しているが、歌曲、ピアノ曲、管弦楽曲なども残している。

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