お気に入りのCD/DVD - 室内楽曲

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室内楽のCD/DVDが43件見つかりました。

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CHISA&MINO
加羽沢美濃(ピアノ・作曲・編曲) 高嶋ちさ子(ヴァイオリン)
実は、今日(7/24)買ったばかりのCDです。
加羽沢美濃さんは、既に「楽園」という彼女の作曲したオリジナル曲のCDを聴き、また昨年のクリスマスイブに 、大阪、ザ・フェニックスホールでのコンサートを聴きに行って、どんなピアノを弾く人かは知ってました。
一方、高嶋ちさ子さんは、「踊る!さんま御殿」に出演されていたのを見たことがあり、7/12のPMF10大阪公演で、 オーケストラのセカンドヴァイオリンを弾いていたのを見かけた、という程度で、彼女のソロは聴いたことがありませんでした。
このCDに収録されている曲目は、加羽沢美濃自身の作曲、クラシック、J−POPなど、ノン=ジャンル。 「クラシックって、むつかしそう。とっつきにくそう。」と思っている人にこそ聴いてほしいCDです。 レコード屋ではクラシック売り場に置いてるけど、左のジャケット写真だけ見れば、まず、クラシックのCDとは思わないのでは?

ショーソン ピアノ、ヴァイオリン、弦楽四重奏のための協奏曲
Regis Pasquier(violon), Jean-Claude Pennetier(piano), etc.
ショーソン、という作曲家は、お世辞にも有名、とは言えない人で、今年1999年が、没後100年になるのに、母国のフランスでもたいしたイベントはないみたい。。。
私がショーソン、という作曲家を知ったきっかけは、学生時代に買った、とあるヴァイオリン小品集で、ショーソンの「詩曲」を聴いたこと。 その後、当時入り浸っていた名曲喫茶で、ウェイトレスのアルバイトをしていた女の子にこのCDを借り、すっかりショーソンにハマってしまった。(そして、その後、同じCDを自分で買った。)

曲は、というと、繊細で上品なメロディーが漂う中、決してそれだけではない、激しい感情、内省的な想いが見え隠れする。 それは、第3楽章のGraveで、最高潮に達する。非常にエレガントに表現されているけれど、そこからは、ショーソンの心の叫び声が聞えてくる。 第4楽章は、明るさを取り戻すけれど、奥底には、憂愁感が漂う。
ベートーヴェンの(特に中期の)音楽が、「苦悩から勝利への道筋」を指し示すものであったとするならば、ショーソンの音楽は、 「逃れられない苦悩といかに折り合いをつけていくか」を示すものではないか、と思う。
そんなショーソンは、自分なりに音楽的な解決を見出そうとしていた矢先、不可解な自転車事故で、1899年6月、44歳の若さでなくなる。

ドビュッシー・プーランク・ルクー ヴァイオリン・ソナタ
小林 美恵(ヴァイオリン) クリスチャン・イヴァルディ(ピアノ)
ドビュッシー、プーランク、ルクーと、フランス近代の3人の作曲家のヴァイオリン・ソナタ集。このCDが小林美恵のデビュー盤だが、 「デビューCDで、プーランクやルクーのソナタという、かなり珍しい選曲をするなんて、どんな人だろう」と思ってCDを買ったことを覚えている。

いざ、CDを聴いてみると、特にルクーのソナタが絶品。ルクー(1870-1894)が21歳のときに作曲したソナタの、みずみずしい繊細さ、激しい情熱、 若さゆえの高い理想、そういったものを、かなり巧みに描いています。

このCDを聴いて、すっかり小林美恵さんのファンになってしまい、昨年秋には、小林美恵さんのヴァイオリン・リサイタルを、自宅から3時間かけて 明石まで聴きに行き、ルクーのソナタを聴きました。この時のピアノは上田晴子さん。この時の演奏は、ピアノとヴァイオリンが、 互いにエネルギーをぶつけ合う、そんな熱演でした。小林美恵、上田晴子のデュオでルクーのソナタを聴けたのは、昨年最大の収穫のひとつでした。

ピエルネ ピアノ五重奏曲/ヴァイオリン・ソナタ
Jean Hubeau(piano) Olivier Charlier(violon) Quatuor Viotti
夏になると、条件反射的に聴きたくなってしまうCDです。
特にピアノ五重奏曲がお勧め。夏の終わりの、人気のない浜辺に寄せては返す波と、潮風をなんとなくイメージしてしまう、そんな、 透明で爽やかな曲です(私自身は、実際の海はさほど好きではないのですが、それはさておき)。

クラシック、というと、「難しそう」とか、「とっつきにくそう」とか、「暑苦しそう(!)」と思いこんでる人もいるかも しれませんが、このCDに収められている2曲はどちらも、そういったマイナスイメージ(?)とは無縁の世界の曲で、 聴けば、涼しさを感じられる、と思います。

メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲第6番 他
オーロラ弦楽四重奏団
メンデルスゾーンというと、ヴァイオリン協奏曲くらいしか知らなかったのですが、聴きに行く予定のコンサートのプログラムに あったので予習のために買ったCDが、このCDでした。
メンデルスゾーンについては、ヴァイオリン協奏曲のイメージが強く、そのつもりで聴いてびっくり!激しい曲想で、 まるでベートーヴェンの「運命」を思わせる。。
調べてみると、姉のファニーが亡くなった事への怒りと悲しみを書き記したのが、弦楽四重奏曲6番で、 姉が亡くなったという精神的打撃でメンデルスゾーンも、その後を追うように、まもなく亡くなった。ということだった。
全曲にわたって、怒りと悲しみ、姉への思い出が綴られている。

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第14番、15番
イタリア四重奏団
ベートーヴェンは第9交響曲を完成させた後、弦楽四重奏曲の作曲に10数年ぶりに取り掛かった。 ベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲である。12番から16番、そして、13番の終楽章として作曲されたものの、後に 独立した「大フーガ」。
その中でも13、14、15番は、長大で、古典的な4楽章の曲ではなく、より楽章数が多い。13番は6楽章、14番は7楽章、15番は5楽章。 ここで紹介するイタリア四重奏団のCDは、14、15番のカップリングという、贅沢なCD。

14番は、第1楽章の、暗いアダージョ楽章が最大の魅力。ただ暗いのではなく、その中に神秘的、ともいえるものが垣間見える。 15番は、「リディア旋法による、病気から回復した者の神に対する聖なる感謝の歌」と記された第3楽章が、これまた神秘的な雰囲気を醸し出し、 全体の白眉。

ベートーヴェンの交響曲に見られるような、休む間もなくひたすら前進して行く、そういった推進力は少なく、古典的なソナタ形式にも 則っていないけれど、マーラーやワーグナーなど、近代の作品を聴き慣れた耳には、抵抗なく受け入れられると思う。

シェーンベルク 浄夜/弦楽三重奏曲
ラサール弦楽四重奏団他
実は、初めて買った室内楽のCDがこれ。

「浄夜」は1899年の作品で、初演当時、「印刷したてで、インクの乾いてないトリスタンの楽譜をさっと手でなぞったような曲」と けなされたと言うこの曲、確かにそうかもしれないけれど、とても魅力的。
19世紀末のドイツの詩人、リヒャルト・デーメルの同名の詩から受けたイメージを音にした、という曲で、冬の夜の神秘的な森、 月の冷たい輝き、森を歩きながらなされる男と女の会話。それらが、半音階を多用した手法で、美しく描かれています。

知り合いで、「浄夜ごっこ」と称し、ウォークマンで浄夜を聴きながら、真冬の夜、夜通し京都御所を歩き回ってた、という人がいたっけ。 (次の日、当然ながら風邪をひいたとか。。)

ショスタコーヴィチ ヴィオラ・ソナタ他
Kim Kashkashian(Viola), Robert Levin(Piano) etc

ショスタコーヴィチは、このヴィオラのための曲を書き上げた1週間後に息を引き取ったと伝えられている。
文字通り、ショスタコーヴィチの最後の声となったこの曲、なんとも不可解な響きに満ちている。
表現の自由などないに等しいソヴィエト政権下のロシアで、率直に自分の考えを表すことは難しいとはいえ、 何を言わんとしたいのか、あまりに分かり難い。
終楽章、つまり、彼の書いた最後の音楽に、ベートーヴェンの「月光」ソナタからの引用が静かに鳴り響くとき、 果たして彼は何を想っていたのだろうか、と考えずにはいられない。

ドビュッシー 室内楽曲集
Athena Ensamble
第1次世界大戦下のパリ。ドビュッシーは、さまざまな楽器の組み合わせによる6曲のソナタ集の作曲を始めた。
敵国ドイツへの、音楽によるささやかな抵抗を試みたのだ。ドビュッシーが癌によって世を去ったので、6曲のうちの3曲だけが 完成したのだが、3曲ともいずれ劣らぬ個性派ぞろい。
フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタは、組み合わせとしてはかなり珍しい部類に入ると思うのだけど、その響きの美しいこと! 牧歌的で、かつ幻想的。この曲を聴いたら、ドビュッシー好きになること請け合い。
チェロ・ソナタは、第2楽章のセレナードでの、チェロのピッツィカートとピアノのスタッカートの掛け合いになんともいえない無気味さを 感じさせる。
ドビュッシー最後の作品となったヴァイオリン・ソナタは、異国情緒たっぷりのメロディ、軽やかなリズムで、聴いてて楽しい作品。

ルクー ピアノ四重奏曲、チェロ・ソナタ
Daniel Brumenthal,Thanos Adamopoulos,etc
1890年代のパリ。ベルギーからパリに出て来た若い作曲志望の男がいた。バッハの音楽とベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲に出会った彼は、 音楽の道に進むことを決心した。彼の名はギョーム・ルクー。1894年、わずか24歳の若さで夭折したため残された作品は少なく、 唯一ヴァイオリン・ソナタが一部の人に知られているくらいである。
しかし、ここで紹介するCDに収められているピアノ四重奏曲(未完成)とチェロ・ソナタもなかなか聴きどころのある作品。欠点があるとすれば、 いずれの作品も長大であることか。ピアノ四重奏曲は第2楽章までしか完成していないが、それでも30分近いし、チェロソナタは50分もある。 長い作品ではあるが、同じテーマを反復して使っているので慣れれば(!)聴きやすい。
ピアノ四重奏曲、チェロソナタとも、若いが故の激情と、理性とのせめぎ合いを聴くことができて、なかなかスリリング。クラシックの、それも室内楽曲で 「スリリング」と思わせる曲は、他にはそうはないと思う。

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