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Brahms:Complete Organ Works
Rudolf Innig(Org; Klais-Organ of St. Dionysius in Rheine)
「ブラームスがオルガン曲を書いてたの?」
何年か前、どこで誰から訊いたか忘れましたが、確かにそんなことを訊いた覚えがありました。
その後、手持ちの文献でブラームスはオルガン曲を書いているということを確かめ、ようやくCDを入手しました。

元来、オルガンの音色を「荘厳すぎる」と感じていて敬遠する気持ちは多かったし、今もそうなのですが、 ブラームスの作品は、オルガンの音色のもたらす「荘厳さ」を大いに聴かせつつも、 我々の住む「俗世」に近いものも感じさせる、ある意味、「オルガン曲としては近づきやすい」ものと思います。
しかし、その「近づきやすさ」を感じさせる理由としては、無論ブラームスの作曲技法に依るものが大きいのでしょうが、 それに加えて「悲しみ」という感情が滲み出てきている、ということが大きいのかな、と感じます。

"O Traurigketit, o Herzeleit"(おお 悲しみよ、おお 心の苦しみよ)によるコラール前奏曲とフーガ
2つの前奏曲とフーガ
フーガ 変イ短調
以上の曲は1856年から1858年にかけての若い時期の作品で作品番号は与えられていませんが (1856年はブラームスが敬愛してやまなかったシューマンが没した年でもあります)、 彼の他の初期の作品と同様に、完成度の高いものです。

残るは、ブラームス最後の作品「11のコラール前奏曲」(op.122)です。
この作品は、クララ・シューマンが亡くなった後に書かれたとされており、ブラームスの晩年の諸作品に共通する、 悲しみや諦念、別れといった感情を強く感じさせるものです。事実、この曲を完成させた翌年、ブラームスは亡くなったのです。
元来コラール前奏曲は、教会でコラールが歌われる前に奏されるものであったとのことですが、 ブラームスはもはや教会で奏されることを前提とせずに作曲したと伝えられています。
「11のコラール前奏曲」の第1曲が「わがイエスよ、われを導き給え(Mein Jesu,der du mich)」のコラール旋律に基づいた曲であり、 最後の第11曲が「おおこの世よ、われ汝より去らねばならぬ(O welt, ich muss dich lassen)」のコラール旋律に基づいている、 ということに、暗示的な意味を感じずにはいられません。

[MDG 317 0137-2]

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