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マニャールのCD/DVDが2件見つかりました。

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マニャール/フランク ヴァイオリン・ソナタ
オーギュスタン・デュメイ(violin) ジャン=フィリップ・コラール(piano)
アルベリック・マニャールは、1865年に生まれ、1914年に亡くなったフランスの作曲家です。 マニャールは生没年から分かるようにドビュッシーの同時代人なのですが、彼はショーソン、ダンディ、ルクーらと同じくフランク派の一人で、 その作風は重厚な作品を残したフランク派の面々のなかにおいてもひときわ重厚で厳しいものです。それは、もしかすると彼の激しい気性によるものなのかもしれません。 第1次世界大戦が勃発し、作曲をしていたマニャールの住む北フランスの屋敷をドイツ軍が包囲した1914年9月3日、 マニャールは銃を手に抵抗したものの屋敷に火を放たれて焼死したというエピソードが、その気性の激しさの一端を現している、といえるかもしれません。
寡作だった彼は生涯にわずか20あまりの作品しか残していません。その中には4曲の交響曲、ここで紹介するヴァイオリン・ソナタ、 チェロ・ソナタ、ピアノ三重奏曲、ピアノと木管楽器のための五重奏曲などの室内楽曲、いくつかのピアノ小品などが含まれます。 そのいずれもが重厚でありつつも抒情的な作品で、近代フランス音楽のなかでも独特の位置にあると思います。
ここで紹介するヴァイオリン・ソナタは、マニャールの代表作と言っても良いくらいの作品で、 1901年の10月3日から12日までのわずか10日間で作曲されたそうです。 とは言え、4楽章からなるこの作品、第3楽章を除いて緩徐で長大な楽章。全曲の演奏時間が40分を超え、ヴァイオリン・ソナタとしてはかなり巨大なものです。 第1楽章序奏での瞑想的にヴァイオリン・ソロが、一転して情熱的な旋律に変わり、ピアノパートもヴァイオリンに合わせてシンフォニックに鳴り響きます。 第2楽章は一転して優しく穏やかな雰囲気。第3楽章スケルツォは、リズミカルで快活なものの、どこか不安げな雰囲気もにじんでいます。 第4楽章は哀愁を帯びた、これまた情熱的な音楽ですが、ひっそりとした感のあるコーダで全曲を閉じます。
フランクのソナタは、あまりにも有名ですが、フランクと同郷のベルギー出身の大ヴァイオリニスト、イザイの結婚祝いのために作曲された作品。 重厚な作品の多いフランクの作品のなかにあって、ほとんど唯一例外的に明るく軽やかな作品です。

話はそれますが、このイザイという人、自分自身でも無伴奏ヴァイオリンソナタを6曲書き残すなど作曲活動もしていたのですが、 ここで取り上げたフランクとマニャールのヴァイオリン・ソナタをはじめ、同じくフランク派の逸材、ルクーのヴァイオリン・ソナタや、 ショーソンの「ピアノ、ヴァイオリン、弦楽四重奏のための協奏曲」や「詩曲」など、フランク派の作曲家の作品を数多く依頼、初演し、献呈もされているのです。

マニャール チェロ・ソナタ、ピアノ三重奏曲
Regis Pasquier(violin) Xavier Phillips(cello) Huseyin Sermet(piano)
第1次世界大戦により唐突に閉じた、50年に満たない生涯にわずか20あまりの作品しか残していないマニャールは、 ここで紹介するチェロソナタとピアノ三重奏曲を含む、いくつかの室内楽曲を書き残しています。

チェロソナタ 作品20(1910)は、優しく穏やかな序奏から一転、何かに急き立てられるような主部へとなだれ込む第1楽章冒頭が印象的。 穏やかな楽想と急き立てられる楽想が交互に現れ、穏やかな雰囲気で楽章を終えます。 第2楽章スケルツォも、相変わらず急き立てられるような雰囲気で突っ走り、中断なく第3楽章へ。 第3楽章はFunebreの指示どおり、哀しげな緩徐楽章。第2楽章から中断なく第3楽章へ入ると途端に一転して暗く静かな雰囲気に。 第4楽章は熱情的で快活な楽章。チェロが伸びやかに歌うも、なぜか唐突に曲が終わります。あたかもこのチェロソナタの作曲の4年後、 第1次世界大戦で屋敷を取り巻いたドイツ兵に火を放たれてあっけなく閉じたその生涯の終わりを予見するかのように。

ピアノ三重奏曲 作品18(1904)は、私がはじめて聴いたマニャールの作品。1999年9月頃、ピアノ・トリオの演奏会で初めて耳にしたこの作品、 当時は作曲家の名前すら聴いた事もなく、どんな曲かと聴き入っていました。
第1楽章、ピアノの低音部のトレモロに導かれてチェロが、次いでヴァイオリンが情熱的な主題を歌いだし、 ピアノに行進曲風の旋律が現れる冒頭部分が聴き手を興味を惹き付けます。抒情的に3つの楽器が歌う楽想と、 急き立てられるようなテンポで不安感を感じさせる楽想とが交錯し、唐突に楽章が終わります。 第2楽章は何かを懐かしむかのような、ゆったりとした歌。 第3楽章スケルツォは、明るく歌わせる楽想と、不安にとりつかれ熱に浮かされたような楽想との変転が印象深いです。 中断なしで続く第4楽章は第1楽章の主題がエコーのように聴こえてきます。勇ましさを感じさせる楽想、抒情的な歌を経て、最後は優しく静かに曲を閉じます。

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