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ルクー ピアノ四重奏曲、チェロ・ソナタ
Daniel Brumenthal,Thanos Adamopoulos,etc
1890年代のパリ。ベルギーからパリに出て来た若い作曲志望の男がいた。バッハの音楽とベートーヴェンの後期弦楽四重奏曲に出会った彼は、 音楽の道に進むことを決心した。彼の名はギョーム・ルクー。1894年、わずか24歳の若さで夭折したため残された作品は少なく、 唯一ヴァイオリン・ソナタが一部の人に知られているくらいである。
しかし、ここで紹介するCDに収められているピアノ四重奏曲(未完成)とチェロ・ソナタもなかなか聴きどころのある作品。欠点があるとすれば、 いずれの作品も長大であることか。ピアノ四重奏曲は第2楽章までしか完成していないが、それでも30分近いし、チェロソナタは50分もある。 長い作品ではあるが、同じテーマを反復して使っているので慣れれば(!)聴きやすい。
ピアノ四重奏曲、チェロソナタとも、若いが故の激情と、理性とのせめぎ合いを聴くことができて、なかなかスリリング。クラシックの、それも室内楽曲で 「スリリング」と思わせる曲は、他にはそうはないと思う。

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