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ショーソン ピアノ、ヴァイオリン、弦楽四重奏のための協奏曲
Regis Pasquier(violon), Jean-Claude Pennetier(piano), etc.
ショーソン、という作曲家は、お世辞にも有名、とは言えない人で、今年1999年が、没後100年になるのに、母国のフランスでもたいしたイベントはないみたい。。。
私がショーソン、という作曲家を知ったきっかけは、学生時代に買った、とあるヴァイオリン小品集で、ショーソンの「詩曲」を聴いたこと。 その後、当時入り浸っていた名曲喫茶で、ウェイトレスのアルバイトをしていた女の子にこのCDを借り、すっかりショーソンにハマってしまった。(そして、その後、同じCDを自分で買った。)

曲は、というと、繊細で上品なメロディーが漂う中、決してそれだけではない、激しい感情、内省的な想いが見え隠れする。 それは、第3楽章のGraveで、最高潮に達する。非常にエレガントに表現されているけれど、そこからは、ショーソンの心の叫び声が聞えてくる。 第4楽章は、明るさを取り戻すけれど、奥底には、憂愁感が漂う。
ベートーヴェンの(特に中期の)音楽が、「苦悩から勝利への道筋」を指し示すものであったとするならば、ショーソンの音楽は、 「逃れられない苦悩といかに折り合いをつけていくか」を示すものではないか、と思う。
そんなショーソンは、自分なりに音楽的な解決を見出そうとしていた矢先、不可解な自転車事故で、1899年6月、44歳の若さでなくなる。

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