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ニーノ・ロータ 室内楽曲集
Ex Novo Ensamble
ニーノ・ロータ(1911-1979)は、映画音楽の分野で有名な人らしく(私は、映画をほとんど見ないので知りませんでしたが・・・)、 「ゴッドファーザー」などのテーマ音楽を書いているそうです。
20世紀の作曲家であるロータですが、作風は前衛的なものではなく、とても聴きやすいものです。フルートとハープのためのソナタ(1937)と、 フルート、オーボエ、ヴィオラ、チェロ、ハープのための五重奏曲(1935)の2曲は第2次大戦前夜の作品ですが、メロディも響きもひたすら美しくて透明で 聴いているだけで心が洗われる、そんな表現がぴったり来るような曲です。
弦楽四重奏曲(1948)も、穏やかで親しみやすい雰囲気の曲。
フルート、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲(1958)は、バルトークやジョリヴェなどの一部の作品に見られるようなバーバリズムの影響があるのかな、 と思わせる作品。とは言え、同じくフルートを用いたジョリヴェの「リノスの歌」の方が音響的には斬新。
クラリネット、チェロ、ピアノのための三重奏曲(1973)は、第1楽章では焦燥感を、第2楽章では憂愁感を感じさせる半面、終楽章である第3楽章は プーランクの室内楽のアレグロ楽章にも通じるようなユーモラスな雰囲気。第3楽章だけ聴けばプーランクの室内楽と思ってしまいそう。
20世紀の半ばから後半にかけて活躍したロータの作品は、このCDに収められた作品を聴く限り、穏やかで聴きやすい曲が多く、 これからもっと注目されればいいのに、と思います。

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